膝蓋下脂肪体炎/Hoffa(ホッファ)病

こんな症状ありませんか?

  • 膝のお皿の下あたりが痛い
         
  • スポーツや運動後に膝が痛む
         
  • 膝が痛くてしゃがみ込めない
         
  • 膝の曲げ伸ばしがスムースにできない
          
  • 膝のお皿の下あたりが痛む   

…その症状、膝蓋下脂肪体炎/Hoffa病かもしれません


人間は日常生活やスポーツをする上で膝の曲げ伸ばしが繰り返し行われています。その曲げ伸ばしは骨や靭帯、半月板や筋肉などが上手く機能する事でスムーズに行われています。その膝のスムーズな曲げ伸ばしに役立っている1つが膝蓋下脂肪体です。

膝蓋下脂肪体はその名の通り脂肪でできており、膝の前面、お皿のやや下に存在します。膝を構成している、太ももの骨(大腿骨)・スネの骨(脛骨)・お皿の骨(膝蓋骨)の隙間を埋めるような組織です。

膝蓋骨と大腿骨との間のクッションになり衝撃などの外力をやわらげ、摩擦や刺激から膝関節を守る防御の機能や関節の動きを良くする作用などがあります。

半月板や靭帯のように膝を構成する主要な要素ではありませんが、内部に繊細な線維を含み、膝蓋骨の血流を仲介する主要な経路の一つであり、重要な役割を果たしています。

しかし膝の怪我や繰り返しの動作によるオーバーユース(使いすぎ)など負荷がかかることで
膝蓋下脂肪体に小さな損傷や炎症が生じ、組織の肥厚や柔軟性が低下します。

その状態で膝の動きが加わると、クッション機能が働かなくなったり、関節での挟み込みが起こり、痛みを感じるようになります。

その状態を 膝蓋下脂肪体炎/Hoffa病 と言います。

もみじ鍼灸整骨院での膝蓋下脂肪体炎/Hoffa病への施術アプローチをご紹介いたします。

  1. カウンセリング・徒手検査
    まずはカウンセリングと徒手検査にて痛めている部位と原因を探っていきます。どこが痛いのか、いつから痛むのか、きっかけは何だったのか、どの動きで痛みが再現されるのかなどを確認し、スペシャルテスト(徒手検査)を用いて膝蓋靭帯炎や鵞足炎、シンディングラーセン・ヨハンソン病などと鑑別(判別)していきます。さらに膝だけではなく脚全体や身体全体のバランスもチェックし、身体の使い方の癖や筋肉のバランスなどを検査し、痛みの根源となっている要素を見つけ出します。
  2. 物理療法
    電気療法や温熱療法を行い、痛みのコントロールや血流を改善し、治癒を促します。痛みの程度や患部の状態などで症状が悪化する可能性がある場合は物理療法を控えるケースもあります。
  3. 矯正、手技治療、筋膜リリース、ストレッチ
    痛みとともに柔軟性を失った組織や筋肉、関節にマッサージや筋膜リリースなどの手技を行い動きの改善を図ります。また全身のバランスが乱れている場合は矯正治療を行い筋肉や関節、骨盤のバランスを整えます。
  4. 鍼灸治療
    必要があれば鍼灸治療を行います。特に鍼による刺激は即効性が得やすく、筋肉の硬さを取り除いたり動きを改善するのに効果的です。
  5. ホームエクササイズ/リハビリテーション
    最後にご自身で行えるエクササイズをお伝えします。施術により良い状態に誘導し、ホームエクササイズを行うことで施術の効果がより持続していきます。痛みがある周辺の組織は少なからず活動量が落ち、筋力低下や関節の拘縮が出現するのでリハビリテーションはとても重要です。

膝蓋下脂肪体炎の放置は膝の動きを制限し、将来的な膝関節の変形や別の痛みを引き起こす要因となります。しっかり原因を特定し適切な処置を行うことが大切です。
膝の痛みや悩みがある方はご相談だけでも構いませんのでぜひご来院ください。

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