◎知っておきたい!痛み止めの徹底解説

◎知っておきたい!痛み止めの徹底解説

~種類、作用機序、副作用、正しい使い方まで~

こんにちは!もみじ鍼灸整骨院 蔵前駅前店です。

本記事では、日常生活やスポーツ、手術後などで多く利用される「痛み止め」について、最新の情報とともに、各種類の特徴、作用機序、副作用、また正しい使い方や注意すべき点を分かりやすく解説します。体に合った適切な薬選びは、痛みの軽減だけでなく、副作用リスクの低減にもつながります。ぜひ、最後までご覧ください。

◇痛み止めの基本知識

痛み止め(鎮痛薬)は、主に痛みを和らげることを目的として使用される医薬品です。

痛みの原因は、急性の外傷や手術後だけでなく、慢性的な疾患、筋肉の過度な緊張や炎症など、さまざまなものがあります。

そのため、痛み止めは使用目的や個々の症状に応じた種類が存在しており、正しい知識を持って使用することが重要です。

●主な痛み止めの種類と特徴

以下、痛み止めは大きく4つのカテゴリーに分けることができます。

1. 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

NSAIDsは、プロスタグランジンの生成を抑制することで、痛みや炎症、熱を同時に抑える効果があります。

代表例としては:

・ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム水和物)

  - 効果発現が早く、即効性が特徴。

  - 胃腸障害や腎機能への負担があるため、食後服用が推奨される。

・ボルタレン(ジクロフェナクナトリウム)

  - 強力な抗炎症作用で、急性の痛みや外傷後の痛みに効果的。

  - 消化器障害リスクが高く、特に高齢者は注意が必要。

・セレコックス(セレコキシブ)

  - 胃腸への負担が比較的少なく、慢性関節リウマチなど長期使用にも適している。

  - 心血管系の副作用が懸念される場合もある。

2. アセトアミノフェン

アセトアミノフェンは、NSAIDsとは異なる作用機序で解熱・鎮痛作用を発揮します。

特徴は以下の通りです:

・副作用が比較的少なく、胃腸や出血傾向に影響を与えにくい。

・小児や高齢者、妊婦でも使用しやすい。

・ただし、過剰服用や長期服用では肝機能障害のリスクがあるため、用量の管理が重要。

3. オピオイド系鎮痛薬

オピオイド系は、脳内のオピオイド受容体に作用して、強い痛みを抑制します。

例として:

・モルヒネ、トラマドールなど

  - がん性疼痛や手術後の強い痛みの管理に用いられる。

  - 依存性や便秘、眠気などの副作用が懸念され、医師の厳格な管理が必要。

4. その他の鎮痛薬

用途や症状に応じ、以下のような薬も利用されます:

・カルシウムチャンネル阻害薬(例:リリカ:プレガバリン)

  - 神経障害性疼痛に特化して使用される。

・選択的セロトニン・ノルアドレナリン再吸収阻害薬(例:サインバルタ)

  - 脳の痛み抑制システムに作用し、慢性疼痛に効果が期待される。

◇作用機序と副作用

◎NSAIDsの作用機序と副作用

NSAIDsは、シクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素の働きを阻害することにより、プロスタグランジンの産生を抑えます。

これにより、痛みや炎症、発熱が軽減されます。

【作用機序】

・COX-1:胃粘膜の保護や血小板の凝集に関与しているため、これを阻害すると胃潰瘍や出血のリスクが上昇する。

・COX-2:炎症部位で誘導されるため、これを選択的に抑制できれば、炎症と痛みの抑制に寄与する。

【副作用】

・胃腸障害(胃痛、潰瘍、出血)

・腎機能障害(特に高齢者や脱水状態の方)

・心血管イベントのリスク上昇(長期使用や高用量の場合)

◎アセトアミノフェンの作用機序と副作用

アセトアミノフェンは、主に中枢神経系に作用すると考えられ、正確な作用機序は未解明な部分もありますが、以下が推測されます。

【作用機序】

・脳内の体温調節中枢(視床下部)に作用し、熱放散を促進。

・中枢神経でのプロスタグランジンの生成を抑制し、痛み信号の伝達を軽減する。

【副作用】

・通常は副作用が少ないが、過剰摂取により肝障害のリスクがある。

・アルコールとの併用は肝臓への負担が増すため避ける。

◎オピオイド系の作用機序と副作用

オピオイドは、脳や脊髄に存在するオピオイド受容体に直接作用します。

【作用機序】

・神経伝達物質の放出を抑制し、痛みの感覚を遮断する。

・一部、快感や多幸感をもたらすため、依存性が生じる可能性がある。

【副作用】

・便秘、悪心、眠気、呼吸抑制

・長期使用による依存性や耐性形成

・用量管理が厳格に必要

◎その他の鎮痛薬の作用と副作用

【リリカ(プレガバリン)】

・神経細胞のカルシウムチャネルに作用し、過剰な神経興奮を抑える。

・副作用として、めまいや眠気、浮腫が報告される。

【サインバルタ(デュロキセチン)】

・脳内のセロトニン、ノルアドレナリンの再吸収を阻害し、降下性抑制系を強化する。

・副作用として、悪心、便秘、口渇、眠気などがある。

●正しい使い方と注意すべきポイント

適切な薬の使用は、痛み止めの効果を最大限に引き出し、副作用のリスクを低減します。

以下、正しい使い方のポイントを具体的にご紹介します。

◇【基本の服用方法】

・決められた用量・用法を必ず守る。

・NSAIDsの場合、空腹時ではなく食後に服用する。

・長期間の連続使用は避け、症状が改善しない場合は医師に相談する。

◇【薬の選択において注意すべき点】

・自分の症状や体質、既往歴を踏まえて選ぶ。

- 胃が弱い場合はアセトアミノフェンが適している。

- 強い炎症がある場合はNSAIDsが有効だが、胃腸保護策も考慮する。

・市販薬は成分が重複しやすいため、複数の痛み止めを同時に使用しない。

・アルコールは服用前後に摂取しない。特に肝機能への負担を避けるため、アセトアミノフェン使用時は注意。

◇【副作用への対策】

・副作用が疑われる場合(胃痛、吐き気、便秘、眠気など)がある場合はすぐに使用を中止し、医師に相談する。

・定期的に健康状態(肝機能、腎機能)を確認する。

・アスピリン喘息の既往がある場合、NSAIDsの使用は避ける。

◇【医療機関への受診が必要な場合】

・痛みが長期間続く、または急激に悪化する場合

・自己判断で薬を増量しても効果が現れない場合

・重篤な副作用(激しい胃痛、嘔吐、出血など)が認められる場合

・他の内服薬との相互作用が心配な場合

◇まとめ

痛み止めは、日常生活の中で痛みを軽減し、快適な生活を支える大切な医薬品です。

しかし、各薬剤には作用機序や副作用、適した使用状況が異なるため、以下のポイントを意識しましょう。

・薬剤ごとの特徴を正しく理解する(NSAIDs、アセトアミノフェン、オピオイド系など)。

・決められた用量・用法を守るとともに、食事や飲酒との関係に注意する。

・副作用や体調の変化があれば、速やかに医療機関に相談し、自己判断で服用を続けない。

・特に、長期にわたる痛みや慢性的な症状がある場合は、専門の医師に適切な治療計画を相談することが重要です。

正しい知識をもって薬を選び、適切な使用方法を守ることで、痛みの改善はもちろん、健康リスクの低減にもつながります。

もしご自身での判断に不安がある場合は、ぜひ専門医や薬剤師に相談してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

皆さまの健康と快適な生活のために、正しい痛み止めの知識が役に立つことを願っています。

【お問い合わせ】

ご不明点やご相談がある場合は、最寄りの医療機関または薬局へお気軽にお問い合わせください。



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