このような症状はありませんか？
・枕を使って寝ると首や肩が痛くなる
・朝起きた時に首が回らない、違和感を感じる
・長時間のデスクワークやスマホの使い方で首がだるい
・上を向いて首や肩に痛みを感じる
・頭痛やめまいが続いている
・枕を変えても首や肩の不調が改善されない
その症状…「殿様枕症候群」かもしれません。
◎殿様枕症候群とは？
「殿様枕症候群」とは、睡眠枕中の高さや形状、または姿勢の影響で、首や肩に過剰な負担がかかることで起こるさまざまな不調の総称です。お殿様が高さのあある枕を使っていたことに由来し、現代でも高さが合わない枕を使用していることが主な原因となります。
首の骨（頚椎）は本来、ゆるやかな前弯（前に曲がった形）を踏まえて、頭の重さを正しく支えています。高さのある枕を利用すると自然なカーブが乱れ、首や肩に不必要な負担がかかります。この負担が慢性化すると、筋肉や関節に炎症が起こり、不調が現れます。
また、睡眠中に無意識にとる寝返りの回数が少ないことも、この症状を悪化させる原因になります。
◎殿様枕症候群の原因
・枕の高さや形状があっていない
高すぎる枕は首を前に出し、低すぎる枕は頭を後ろに見せて、頚椎に負担をかけます。また、硬すぎる枕や形が合わない枕も筋肉の緊張を守ります。
・長時間の姿勢不良
日中に猫背や首が前に出た姿勢（ストレートネック）を続けていると、睡眠中もその姿勢が残り、筋肉がリラックスできません。
・寝具の組み合わせが悪い
マットレスが柔らかすぎる、または硬すぎると、首だけでなく背骨全体のバランスが崩れ、負担が増加します。
・睡眠中の寝返り不足
寝返りは身体の負担を分散させるために重要です。寝返りが少ないと特定の筋肉や関節に負担が集中し、痛みを保ちます。
・ストレスや疲労の限界
ストレスや疲労が溜まると筋肉が硬くなり、睡眠中に十分にリラックスできなくなるため、首や肩に不調が現れます。
◎殿様枕症候群の改善方法
・自分に合った枕を選ぶ
理想的な枕は、仰向けで寝たときに頭と首の間にしっかりフィットし、頚椎の自然なカーブを保ってるものです。また、横向き寝の場合は、首と肩の間の隙間を埋められる高さの枕を選びましょう。
・寝具全体の見直し
盲点になりがちなのがマットレスです。ついつい枕ばかりに気を取られてしまいますが、体圧を分散できる適度な硬さのマットレスを選んで、首や背骨がまっすぐになるように調整しましょう。
・寝る前のストレッチを習慣に
首や肩の筋肉をほぐす軽いストレッチを行い、睡眠中にリラックスしやすい状態を作りましょう。肩甲骨を動かすエクササイズも効果的です。
・デスクワークやスマホの姿勢を改善
首の前に突き出す姿勢を避け、背筋を伸ばして作業するように心がけましょう。また、長時間の作業の合間に、定期的に休憩とストレッチを取り入れることも大切です。
・専門家に相談
首や肩の不調が続く場合は、整形外科や整骨院など、お近くの専門家にご相談してみてください。正しい姿勢の指導や、筋肉・関節の調整を行うことで、症状の改善をサポートします。
殿様枕症候群は、日常の小さな工夫で改善することができます。
もみじ鍼灸整骨院では、患者様に合った施術やセルフケアのアドバイスを提供しています。お悩みの症状についてお気軽にご相談ください。
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