
放置していませんか?あごの痛み
こんな症状はありませんか?
- 口を開けると顎が痛む、もしくはカクカクと音が鳴る
- あご周辺や顔全体が重い感じがする
- 食事中にあごがだるくなる、または痛みを感じる
- 口を大きく開けられない、開けにくい
- あごの疲れを感じる、または左右どちらかに偏っている
その症状、顎関節症かもしれません。
◎顎関節症とは?
顎関節症は、あごの関節やその周辺の咀嚼筋(食べ物を噛むための筋肉)に異常が生じる病気の総称です。顎関節症は、以下のような特徴的な症状を含むことが多いです
- 顎やその周辺の痛み
- 関節の異音(クリック音、グリグリとした音など)
- 口の開閉時に動きがスムーズでない、あるいは動きに制限がある
顎関節症の原因は一つではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているとされています。特に咬み合わせ、ストレス、悪い姿勢、食いしばりや歯ぎしりなどが関連している場合があります。
◎顎関節症の主な原因
- 歯ぎしりや食いしばり:睡眠中や集中しているときに無意識にあごに負担をかけることが、顎関節に負担を増やす原因となります。
- 姿勢の悪さ:長時間のスマホやパソコンの使用により首や肩の筋肉が緊張し、その影響が顎にまで及ぶことがあります。
- ストレス:心理的なストレスが咀嚼筋の緊張や異常を引き起こすことがあります。
- 過剰なガムの咀嚼や硬い食べ物の摂取:顎関節に繰り返し負担がかかる動作が原因となることがあります。
◎顎関節症の分類
顎関節症は、以下のように大きく4つのタイプに分類されます。
- 咀嚼筋痛障害(I型):咀嚼筋の痛みやだるさが主な症状です。
- 顎関節痛障害(II型):顎関節そのものに痛みを感じる状態です。
- 顎関節円板障害(III型):関節円板というクッションの役割を果たす部分に問題が生じ、クリック音や開口障害が現れることがあります。
- 変形性顎関節症(IV型):関節が変形し、症状が慢性化することがあります。
◎放置するとどうなるの?
顎関節症を放置すると、症状が慢性化し、生活の質が低下する恐れがあります。例えば、• 咀嚼が困難になることで、食事が楽しめなくなる
- 慢性的な痛みがストレスを増幅させる
- あごの動きが悪化し、日常生活に支障をきたす
これらを予防するためにも、早めの対処が重要です。
◎顎関節症の予防と対策
日常生活でできる予防と対策をご紹介します。
- 正しい姿勢を心がける:スマホやパソコン作業時に首や肩の位置を整え、背筋を伸ばしましょう。
- 食いしばりを意識的に減らす:日中の緊張時にあごをリラックスさせる練習をしましょう。軽く口を閉じ、歯と歯を接触させない状態を意識することがポイントです。
- 硬いものの過剰摂取を避ける:ガムや硬い食材の摂取を控え、あごへの負担を減らしましょう。
- ストレッチとマッサージ:あご周辺の筋肉をほぐすストレッチやマッサージを取り入れることで、咀嚼筋の緊張を緩和できます。
顎関節症でお困りの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。